「カラコンで失明することがある」は脅しではないのか?
カラコンの使用では、使用法を誤ると失明する危険性があると言っても、危険性があるということであって、実際に失明した人はいないのでは?ただの脅しでは?というような反応が返ってくることがあります。これは、大変由々しき事態だと感じています。カラコンによって失明することがあるというのは、可能性のあるなしを話しているのではなく、カラコンを使用している人ならば誰でも直面している実際の問題なのだということを理解してカラコンを使って欲しいと思います。
カラコンを使っている人がまわりにたくさんいて、その人たちの中に失明をした人はいないから安全と考えるのは大変危険なことです。
カラコンで失明をした人は実際にいます。医師の処方箋を受けて購入したり高度医療機器として販売されているコンタクトレンズを使用していても目にトラブルを起こす人はいますが、質の悪い商品も多いカラコンではそのトラブルの数も比ではありません。
角膜内皮細胞という言葉を聞いたことがあるでしょうか。聞き覚えがないという人もいると思いますが、角膜内皮というのが何かというと、黒目の部分にああたる角膜の内側にある一層の細胞膜のことです。目の中の水分を調整をしたり、栄養補給をする働きをしている部分です。
コンタクトレンズを使用すると目の表面の酸素濃度が低下することから、角膜内皮細胞はだんだんと減少すると言われています。この角膜内皮細胞は一度減少すると残念ながら再生されないために、コンタクトレンズを使用する人は、角膜内皮細胞の数をチェックするというのも大切な検査となります。しかし、カラコンを使用している人の中には眼科医の診察や定期検診を受けずにカラコンを使い付けている人もいます。さらに、安いカラコンは酸素透過性能が悪いため、カラコンを使っている人の角膜内皮細胞の減少は、通常のコンタクトレンズ使用者よりも早いと言われています。若いうちからカラコンを使っている人も多く、この角膜内皮細胞の減少から失明してしまうという人が実際にいるのです。
また、医師の診察を受けたり、定期健診を受けずに使っていることからコンタクトレンズの取り扱い法をよく知らないまま使い続けているカラコン使用者もおり、カラコンを装着したまま眠ってしまったり、手入れを全くしていなカラコンを使い続けることで失明してしまうという人もいます。
カラコンは使用法を誤れば失明する可能性があるということは、ただの脅し文句では決してないのです。
視力を失うということは、その人の一生にかかわる重大なことです。最悪の場合にはそんな事態になる場合もあるということをよく理解し、安全な方法でカラコンを使用するようにしてください。安全な商品を購入し、正しい方法で使うこと、そして、定期健診を受けて目の状態をチェックしながら使うことも大切です。

